弁護士 金額の目安は？

交通事故の被害者にとって、弁護士に依頼する際の気になる点は費用でしょう。弁護士費用の目安を把握しておきましょう。

弁護士費用の基本構造

弁護士費用は、着手金と報酬金の2種類に分けられます。着手金は、弁護士に依頼した時点で支払う費用で、着手した時点で必ず発生します。報酬金は、事件が解決した後に支払う費用で、事件の結果によって金額が変動します。

着手金

着手金は、一般的に10万円～50万円が相場です。経験や実績のある弁護士ほど、着手金が高く設定されている傾向があります。また、事件の難易度や、費用の見積もりが必要な調査の量によっても変わります。

報酬金

報酬金は、事件の結果によって変動します。交通事故の場合、示談で解決した場合は慰謝料の1割～3割、裁判で解決した場合は慰謝料の15%～50%が相場です。裁判の場合は、裁判の難易度や、費用の見積もりが必要な調査の量によっても報酬金は変動します。

成功報酬

一部の弁護士では、成功報酬制を採用しています。成功報酬制とは、事件が解決した場合に報酬金が発生する制度で、着手金は不要です。ただし、報酬金の割合は通常よりも高くなります。

費用を抑える方法

弁護士費用の負担を抑える方法もあります。1つは、早めに弁護士に相談することです。早い段階で相談することで、問題が複雑化したり、裁判まで発展したりするのを防ぐことができ、結果的に費用を抑えることができます。もう1つは、弁護士に料金の見積もりを依頼することです。弁護士によっては、無料で見積もりを作成してくれるところもあります。

交通事故の被害者は、弁護士に依頼することで適切なサポートを受けることができます。費用が気になる場合は、上記のポイントを参考に検討してください。