むちうち 嘘の見抜き方は？

むちうちは、交通事故によって首の骨や筋肉などが損傷を受けた状態を指します。むちうちが軽く済む場合もありますが、中には重症化して日常生活に支障をきたすケースもあります。

しかし、むちうちには、事故を偽って過剰に症状を訴え、慰謝料や損害賠償金をだまし取る「むちうち詐欺」と呼ばれるものもあります。むちうち詐欺を見抜くことは、正しい判断をするために非常に重要です。

むちうち詐欺の見抜き方

むちうち詐欺を見抜くには、いくつかのポイントがあります。

• 事故状況の不自然さ: むちうち詐欺では、事故状況が不自然なことがよくあります。車がほとんど止まっている状態で追突された、または交差点を曲がろうとしたら急に相手車が飛び出してきて衝突したなど、尋常ではない状況が疑わしいです。
• 過剰な症状: むちうち詐欺では、症状が過剰に訴えられる傾向があります。事故から数日後に症状が現れる、首の痛みが慢性化して日常生活に支障をきたしている、など、通常では考えられないような症状を訴えます。
• 矛盾する症状: むちうち詐欺では、症状に矛盾があることがよくあります。例えば、首が痛いと言いながら首を普通に動かしたり、痛み止めや湿布などの治療を拒否したりします。
• 過剰な通院: むちうち詐欺では、過剰に通院する傾向があります。週に数回通院し、同じ治療を繰り返します。また、交通事故専門の病院や整骨院に通い、高額な治療費を請求します。
• 過剰な請求: むちうち詐欺では、過剰な慰謝料や損害賠償金を請求する傾向があります。保険会社に対しても、弁護士を通して法外な金額を要求します。

むちうち詐欺を疑うべきケース

以下のようなケースでは、むちうち詐欺を疑う必要があります。

• 事故状況が不自然である。
• 症状が過剰である。
• 症状に矛盾がある。
• 過剰に通院している。
• 過剰な請求をしている。

むちうち詐欺は、交通事故の被害者にとって大きな損害を与えます。むちうち詐欺を疑わしいと思われる場合には、弁護士や保険会社に相談することが重要です。