事故 打撲 治療 方法は？

事故で打撲を負ったときの治療法

交通事故に遭うと、身体のさまざまな部位に打撲を負う可能性があります。打撲は、皮膚の表面に傷がないものの、皮下組織や筋肉が損傷した状態です。打撲を適切に治療しないと、長引く痛みや運動能力の低下などの後遺症が残る可能性があります。

事故で打撲を負った場合は、すぐに病院や整形外科を受診して、適切な治療を受けることが大切です。医師は患部を診察し、X線などの検査を行って、打撲の程度や他のケガの有無を確認します。打撲の程度に応じて、以下のような治療法が選択されます。

RICE処置

軽度の打撲の場合は、RICE処置を行います。RICEとは、Rest（安静）、Ice（冷却）、Compression（圧迫）、Elevation（挙上）の頭文字を取ったもので、次のような手順で行います。

1. 患部を安静にして、動かさないようにします。
2. 患部に氷嚢や冷湿布をあてて、15～20分冷やします。これを1時間おきに繰り返します。
3. 患部を包帯などで軽く圧迫します。ただし、強く締めすぎないように注意しましょう。
4. 患部を心臓より高い位置に挙げて、腫れを抑えます。

投薬

打撲が中等度以上の場合は、痛みや腫れを抑えるための消炎鎮痛剤が処方されることがあります。また、筋肉の緊張を和らげるための筋弛緩剤が処方されることもあります。

物理療法

打撲が重度の場合は、物理療法が必要になることがあります。物理療法では、超音波や電気刺激などの方法を用いて、患部の回復を促進します。また、理学療法士による運動指導も行われ、運動機能の回復を図ります。

手術

非常に重度の打撲では、手術が必要になる場合があります。手術では、損傷した組織を取り除いたり、骨の変形を矯正したりします。

打撲を適切に治療することで、後遺症を残さずに回復することができます。事故で打撲を負った場合は、すぐに病院を受診して、適切な治療を受けましょう。