交通事故によるケガなどで損害賠償金を受け取る場合、示談にはある程度の相場があります。しかし、具体的な金額は事故の種類やケガの程度、過失割合などによって大きく異なります。そこで今回は、日本交通事故弁護士の視点から、示談金の相場について解説します。

軽いケガの場合

むち打ちや打撲などの軽いケガの場合、示談金は数万円～数十万円程度が相場です。ただし、通院期間が長引いたり、後遺症が残ったりすると、金額はさらに高くなります。

中程度のケガの場合

骨折や脱臼などのケガになると、示談金は数十万円～数百万円程度が相場です。ケガの程度や治療費、休業損害などを考慮して金額が決められます。

重度のケガの場合

死亡や重度の後遺障害を負った場合、示談金は数千万円～数億円に上るケースもあります。事故の過失割合やケガの程度、治療費や逸失利益などによって金額が大きく異なります。

示談金相場の算定方法

示談金相場は、次のような要素を考慮して算定されます。

• ケガの程度と治療費
• 休業損害
• 後遺障害の有無
• 過失割合
• 慰謝料

示談金相場を正確に把握するためには、弁護士や保険会社に相談することが重要です。相手方の保険会社が提示した示談金が適正かどうかを判断し、適切な金額を交渉することができます。