肩 脱臼 後遺症は？

交通事故による肩脱臼は、思っている以上に深刻な後遺症を残す可能性があります。ここでは、肩脱臼後遺症について詳しくご説明します。

運動機能障害

肩脱臼は、肩関節を形成する骨が本来の位置から外れた状態です。この状態が続くと、肩関節の安定性が失われ、運動機能に障害が生じることがあります。具体的には、腕を上げたり、動かしたりする際に痛みや可動域制限が起こります。

痛み

肩脱臼後、しばらく経っても肩に痛みや違和感を感じる場合があります。痛みの程度は人によって異なりますが、激しい痛みを訴える人もいます。また、関節が不安定になることで、筋肉に負担がかかり、筋肉痛や肩こりなどの症状が出ることもあります。

亜脱臼

肩脱臼を経験した人は、再脱臼のリスクが高くなります。亜脱臼とは、肩関節がわずかにずれる状態のことで、激しい痛みや可動域制限を引き起こします。亜脱臼を繰り返すと、関節がさらに不安定になり、肩脱臼につながる可能性があります。

変形性関節症

肩脱臼を放置していると、関節軟骨がすり減り、変形性関節症を引き起こすことがあります。変形性関節症は、痛みや可動域制限、関節の変形などの症状を引き起こします。変形性関節症は進行性の病気で、治療が遅れると、関節が破壊されてしまう可能性があります。

その他の後遺症

上記以外にも、肩脱臼後遺症としては、以下のような症状が出る場合があります。

• 感覚障害
• 痺れ
• 炎症
• 神経損傷

肩脱臼を経験した場合は、放置せず、できるだけ早く整形外科を受診することが大切です。適切な治療を受けることで、後遺症のリスクを軽減できます。