労災 申請 会社 が 拒否 した場合は？

労働災害に遭い、労災申請を行ったものの、会社から拒否されてしまった場合、どうすればよいでしょうか。ここでは、そのような場合の対処法についてご説明します。

労災申請が拒否された理由を知る

まずは、会社が労災申請を拒否した理由を明確にする必要があります。理由としては、以下のようなものが考えられます。

• 業務上の負傷または疾病ではないと判断された。
• 労働者が故意または重大な過失により労災を負ったと判断された。
• 労働者が労災を申告する期限を過ぎていた。
• 労働者が労働基準法上の労働者に該当しないと判断された。

労災認定を求める

会社が労災申請を拒否した場合、労働者は労働基準監督署に労災認定を申請することができます。労災認定とは、労働者が業務上の負傷または疾病を負ったことを公的に認定する手続きです。労働基準監督署は、労働者の申告や証拠に基づいて、労災認定の可否を判断します。

異議申し立てをする

労働基準監督署が労災認定を拒否した場合、労働者は1ヵ月以内に審査請求をすることができます。審査請求とは、労災認定の決定に対して異議を申し立てる手続きです。審査請求は、労働基準監督署の都道府県労働局長に対して行われます。審査請求が認められれば、審理が行われ、改めて労災認定の可否が判断されます。

裁判を起こす

審査請求でも労災認定が認められなかった場合、労働者は裁判を起こすことができます。裁判では、労働基準監督署の決定が適法かどうかが争われます。裁判で勝訴すれば、労災認定を受けることができます。

弁護士に相談する

労災申請が拒否された場合は、一人で対応するのは難しい場合があります。そのような場合、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、労災申請の手続きや異議申し立て、裁判などのサポートをしてくれます。