交通事故に遭った場合、後遺障害が残る可能性があります。後遺障害とは、事故によって生じた身体的または精神的な障害で、日常生活に支障をきたすもののことを指します。

後遺障害が残った場合、その程度に応じて、後遺障害等級が認定されます。この等級によって、保険金が支払われます。この保険金を後遺障害保険金といいます。

後遺障害保険金の対象となる障害

後遺障害保険金の対象となる障害は、以下の通りです。

• 身体障害
• 精神障害
• 顔面障害
• 聴覚障害
• 視覚障害
• 言語障害

後遺障害保険金の等級

後遺障害の程度によって、1級から14級までの14段階の後遺障害等級が認定されます。1級が最も重く、14級が最も軽い障害です。

後遺障害等級は、医師の診断書や検査結果に基づいて認定されます。等級によって、保険金が以下の通り支払われます。

| 等級 | 保険金額 | |---|---| | 1級 | 4,200万円 | | 2級 | 3,300万円 | | 3級 | 2,400万円 | | 4級 | 1,500万円 | | 5級 | 900万円 | | 6級 | 600万円 | | 7級 | 420万円 | | 8級 | 300万円 | | 9級 | 210万円 | | 10級 | 150万円 | | 11級 | 105万円 | | 12級 | 75万円 | | 13級 | 52万円 | | 14級 | 39万円 |

ただし、後遺障害が複数の部位にある場合は、それぞれの等級を合計して保険金が支払われます。

後遺障害保険金の請求方法

後遺障害保険金請求するには、以下の手続きが必要です。

1. 警察に事故届を提出する
2. 保険会社に事故を連絡する
3. 医師の診断書を準備する
4. 保険会社に保険金請求書を提出する

保険金請求書は、保険会社から入手することができます。必要書類を揃えて提出すると、保険会社が後遺障害の調査を行います。調査の結果、後遺障害等級が認定されれば、保険金が支払われます。