交通事故に遭うと、さまざまな症状が現れます。その中には、すぐに治るものもあれば、なかなか治らないものもあります。後者の中には、医師から「症状固定」と診断され、それ以上は治療費を支払ってもらえないケースもあります。

しかし、患者本人としては、まだ症状が残っているのに「症状固定」と言われてしまうと、納得できないケースもあるでしょう。そのような場合にどうすればよいのでしょうか。

症状固定に納得できないときの対処法

症状固定に納得できない場合は、以下のような対処法があります。

1. セカンドオピニオンを得る

まずは、別の医師に診察してもらい、セカンドオピニオンを得ましょう。別の医師が症状固定を否定してくれた場合は、それをもとに治療費の支払いを請求することができます。

2. 異議申し立てをする

保険会社に異議申し立てを行い、症状固定の決定を覆すよう求めることができます。異議申し立てには、セカンドオピニオンの診断書や、症状が残っていることを証明する資料を添えましょう。

3. 弁護士に相談する

保険会社との交渉が難航している場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は、保険会社の言い分に対抗し、正当な補償を受けるためのサポートをしてくれます。

症状固定に納得できない際の注意点

症状固定に納得できない場合に対処する際には、以下のような点に注意が必要です。

時間制限がある：異議申し立てには期限があります。症状固定の決定から一定期間を過ぎると、異議申し立てができなくなります。 証拠が必要：症状固定の決定を覆すためには、症状が残っていることを証明する証拠が必要です。医師の診断書や治療記録などを集めておきましょう。 保険会社の言い分を理解する：保険会社は、症状固定の決定には根拠があると主張しているはずです。保険会社の言い分を理解し、それに対抗する必要があります。

症状固定に納得できない場合は、早めに専門家に相談しましょう。適切な対処方法をアドバイスしてくれるはずです。