交通事故に遭った場合、損害賠償請求や示談交渉には事故証明書が必要不可欠です。しかし、事故直後は興奮状態にあったり、ケガの治療に専念していたりで、すぐに事故証明書を取得できない場合もあります。そんなとき、後日でも事故証明書を取得することは可能なのでしょうか？

事故証明書の入手方法

事故証明書は、警察署で発行してもらえます。事故発生後、現場に駆け付けた警察官が作成します。しかし、警察官が現場に駆け付けなかった軽微な事故の場合は、自分で警察署に行って事故証明書を申請する必要があります。

後日でも取得できる？

事故発生から時間が経ってしまった場合でも、事故証明書を取得することは可能です。ただし、時間が経つほど取得が難しくなります。警察では事故発生から一定期間（通常は3ヶ月）経過すると事故記録が処分されてしまうからです。

事故発生から3ヶ月以上経過している場合は、事故証明書が取得できない可能性が高いです。しかし、事故の状況や理由によっては、警察に相談することで取得できるかもしれません。また、加害者や保険会社と連絡が取れれば、相手方から事故証明書の写しを入手できる場合もあります。

取得が困難な場合の対応

事故証明書が取得できない場合、損害賠償請求や示談交渉が難航する可能性があります。そのような場合は、次のような対応が考えられます。

• 事故当時の状況を詳しくメモに記録する（日時、場所、相手方の情報など）。
• 目撃者がいた場合は、証言を依頼する。
• ドライブレコーダーや防犯カメラの映像など、事故の証拠となるものを集める。
• 交通事故弁護士に相談する。弁護士は、警察や保険会社との交渉を代行し、事故証明書の取得をサポートしてくれます。

まとめ

事故証明書は後日でも取得できますが、時間が経つほど取得が難しくなります。事故に遭った場合は、できるだけ早く警察署に行って事故証明書を申請しましょう。事故証明書が取得できない場合は、上記で紹介したような方法で対応してください。