交通事故によるむちうち症の治療は、自賠責保険の適用範囲内で受けられます。しかし、治療が一定期間を過ぎると、保険会社から治療費の打ち切りを通知されることがあります。そのような場合、治療費を継続するためには、必要書類の提出と手続きが必要です。

必要な書類

• 医師の診断書（むちうち症と診断された日付、治療内容、治療期間などが記載されているもの）
• 治療費明細書（治療費、治療内容、治療日が記載されているもの）
• 保険会社からの打ち切り通知書

手続き

必要な書類を揃えたら、以下の手順に従って手続きを行います。

1. 保険会社に書類を提出する
2. 保険会社から審査結果の通知を受け取る（通常、数週間程度かかる）
3. 審査結果に基づいて、治療費の継続が認められるか否かを確認する

審査の結果、治療費の継続が認められない場合は、保険会社に異議申し立てを行うことができます。異議申し立てには、治療がまだ必要である理由や、治療を継続しないと症状が悪化する可能性があることを示す証拠を提出する必要があります。

注意点

• 治療費打ち切り通知を受け取ったら、すぐに必要書類を揃えて手続きを開始しましょう。手続きが遅れると、治療費の支払いが滞る可能性があります。
• 保険会社からの書類は、大切に保管しておきましょう。紛失すると再発行に時間がかかる場合があります。
• 異議申し立ては、打ち切り通知を受け取ってから3か月以内に行う必要があります。期限を過ぎると異議申し立てができなくなります。

むちうち症の治療は、症状が回復するまで継続することが重要です。治療費打ち切り通知を受け取った場合は、適切な手続きを踏んで治療を継続しましょう。