交通事故でむちうちに遭い、半年の加療期間が終了した場合、自賠責保険の給付金が打ち切られてしまう可能性があります。むちうちの症状は長期化するケースが多く、3ヶ月で症状が完治することは稀です。そのため、打ち切りを避けるための対策が必要となります。

1. 医師の診断書をしっかり取得する

むちうちの症状が続いていることを証明するためには、医師の診断書が不可欠です。3ヶ月ごとに診断書を取得し、症状が改善していないことを記載してもらいましょう。診断書には、むちうちの症状、治療内容、今後の見通しなどを詳しく記載してもらうことが重要です。

2. 後遺障害等級の認定を目指す

むちうちによる症状が重度で、日常生活に支障をきたしている場合には、後遺障害等級の認定を受けることを検討しましょう。後遺障害等級が認定されれば、自賠責保険から後遺障害一時金や後遺障害年金が給付されます。ただし、後遺障害等級の認定には一定の要件があり、医師の診断書や検査結果などが求められます。

3. 治療を継続する

むちうちの症状を改善するには、継続的な治療が必要です。整形外科やリハビリテーション科での治療を継続し、医師の指示に従ってリハビリテーションを行いましょう。治療を中断すると、症状の悪化や治癒の遅れにつながる可能性があります。

4. 症状を記録する

むちうちの症状を記録することで、経過を把握し、必要に応じて治療内容の調整を行うことができます。症状の日記をつけたり、スマートフォンで記録したりしておきましょう。記録には、症状の種類、 ???、発現時間などを記載します。

5. 交通事故専門の弁護士に相談する

むちうちの症状が続いているにも関わらず、打ち切りを通知されてしまった場合、交通事故専門の弁護士に相談しましょう。弁護士は、自賠責保険会社との交渉や、後遺障害等級認定の手続きのサポートを行うことができます。適切なアドバイスを受けることで、打ち切りを回避し、適切な治療と補償を受けることができます。

むちうちの打ち切りを避けるには、早めの対応が重要です。症状が続いている場合には、医師の診断書を取得し、治療を継続しましょう。後遺障害等級の認定を検討したり、症状を記録したりすることで、自賠責保険からの給付を確保することができます。また、交通事故専門の弁護士に相談することで、専門的なサポートを受けることができます。