交通事故に遭った場合、様々な損害が発生します。それらの損害を補てんするためには、相手方に対して損害賠償金を請求する必要があります。損害賠償金には、「示談金」と「損害賠償金」という2つの種類があります。それぞれの特徴や請求方法について解説します。

示談金とは？

示談金とは、事故の当事者間で、損害賠償額について話し合いにより合意した金額のことです。示談書を作成することで、当事者間で合意が成立したことになります。示談金は、損害賠償金を全額受け取るのではなく、一定の範囲内で受け取るものです。

損害賠償金とは？

損害賠償金とは、事故によって発生したすべての損害を補てんするための金銭のことです。示談金とは異なり、全額を請求することができます。ただし、損害の立証が必要となります。

示談金と損害賠償金の請求方法

示談金の請求は、当事者間で話し合いにより行います。一方、損害賠償金の請求は、裁判所や弁護士を通じて行うことができます。裁判所を通じて損害賠償金を請求する場合、訴訟手続きが必要となります。

損害賠償金の請求額は、以下のような要素を考慮して算定されます。

• 治療費
• 休業補償
• 慰謝料
• 逸失利益
• 後遺症による損害

どちらを請求すべきか？

示談金と損害賠償金のどちらを請求すべきかは、ケースバイケースです。軽微な事故であれば示談金で済ませることもできますが、大きな損害が発生した場合は損害賠償金を請求するべきです。

交通事故に遭ってしまった場合は、専門家である弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、損害の立証や示談?訴訟手続きをサポートしてくれるので、適切な賠償金を得ることが期待できます。