交通事故で死亡に至ってしまった際の自賠責請求について解説します。悲痛な出来事の後のこうした手続きは、ご遺族にとって大きな負担となることでしょう。少しでもお力添えできれば幸いです。

請求方法

自賠責請求を行うには、保険会社に「死亡補償金請求書」を提出する必要があります。保険会社は、次の2社です。

• 共済
• 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社

必要書類

死亡補償金請求書を提出する際には、次の書類が必要です。

• 死亡診断書
• 戸籍謄本（除籍謄本）
• 被保険者の住民票（事故日からさかのぼって6か月以内のもの）
• 被保険者の印鑑証明書
• 請求者の身分証明書（運転免許証など）
• 委任状（請求者が遺族以外の場合は必要）

請求期限

自賠責請求の期限は、事故日から3年間です。ただし、死亡後の自賠責請求については、死亡後1年以内に行う必要があります。

補償内容

自賠責による死亡補償は、一律3,000万円です。ただし、過失割合によって減額される場合があります。

サポート機関

自賠責請求の手続きは複雑な場合があります。ご不明な点があれば、次の機関にご相談ください。

• 最寄りの警察署
• 弁護士会
• 消費者センター

交通事故による死亡は、ご遺族にとって大きな悲しみと苦痛をもたらします。自賠責請求手続きは複雑ですが、遺族の権利を保障することが重要です。この記事が、少しでもお役立ていただければ幸いです。