ブレーキを踏みっぱなしにするのはなぜ良くないのでしょうか？

自動車を運転していると、ブレーキを踏みっぱなしにして止まる場面があります。例えば、渋滞や信号待ちなどで車が停止しているときなどです。しかし、ブレーキを踏みっぱなしにすることは、以下のような悪影響をもたらすため、推奨されません。

ブレーキパッドの摩耗

ブレーキを踏みっぱなしにすると、ブレーキパッドがタイヤと常に接触し続けることになります。この状態が続くと、ブレーキパッドが摩耗して薄くなり、制動力が低下します。また、ブレーキパッドが摩耗することで、粉塵が出やすくなり、ホイルやブレーキローターを汚す原因にもなります。

ブレーキローターの歪み

ブレーキを踏みっぱなしにすると、ブレーキローターに大きな熱が発生します。この熱によりブレーキローターが歪むと、ブレーキのかかり具合が均一にならなくなったり、振動が出たりするようになります。最悪の場合、ブレーキローターが割れてしまうこともあります。

燃費の悪化

ブレーキを踏みっぱなしにすると、エンジンの回転数が下がらないため、燃費が低下します。また、ブレーキを踏みっぱなしにすることで、タイヤとの接触抵抗が増えるため、さらに燃費が悪化します。

事故のリスク上昇

ブレーキを踏みっぱなしにすると、ブレーキが効かなくなる可能性があります。また、ブレーキローターが歪むと、ブレーキの利きが悪くなり、事故につながる恐れがあります。

以上の理由から、ブレーキを踏みっぱなしにすることは避けるようにしましょう。渋滞などで車が停止しているときは、パーキングブレーキをかけるか、ニュートラルにしてタイヤ止めを使用しましょう。また、信号待ちなどで短時間停止する場合は、ブレーキペダルを軽く踏むか、ホールド機能を使用しましょう。