交通事故で警察に報告しなかった場合の違反内容は？

交通事故を起こしてしまった場合は、警察への報告が義務付けられています。しかし、軽微な事故であったり、過失がなかったりする場合、警察に報告しないという選択をする人もいるかもしれません。しかし、警察に報告しなかった場合、どのような違反内容になるのでしょうか？

基本的な違反内容

交通事故における警察への報告義務を怠った場合、違反行為となります。主な違反内容は、「道路交通法違反（報告義務違反）」です。この違反行為には、以下の罰則が科せられます。

• 5万円以下の罰金
• 1点の減点

より重い違反内容

軽微な事故であったとしても、警察に報告しなかった場合、以下のよ??うなより重い違反内容に問われる可能性があります。

人身事故を報告しなかった場合

人身事故は、負傷者がいる事故を指します。人身事故を起こした場合、警察に報告することは必須です。報告しなかった場合は、「人身事故発生届出義務違反」となり、以下の罰則が科せられます。

• 1年以下の懲役または100万円以下の罰金
• 2点の減点

重大な物損事故を報告しなかった場合

重大な物損事故は、車両や建造物などに著しい損害を与える事故を指します。軽微な物損事故であれば警察への報告は不要ですが、重大な物損事故を起こした場合は、報告義務があります。報告しなかった場合は、「重大な交通事故発生届出義務違反」となり、以下の罰則が科せられます。

• 6月以下の懲役または50万円以下の罰金
• 1点の減点

まとめ

交通事故を起こした場合、警察への報告は義務です。軽微な事故であったり、過失がなかったりする場合でも、報告しなかった場合は違反行為となり、罰則が科せられます。また、人身事故や重大な物損事故を起こした場合は、より重い違反内容に問われる可能性があります。自分の身を守るためにも、交通事故を起こした場合は必ず警察に報告しましょう。