交通事故に遭い、お車が損傷してしまった場合、買い替えることを検討される方も多いかと思います。事故による車の買い替え費用は、車の損傷具合や、買い替える車種などによって大きく異なります。ここでは、事故車の買い替え費用について、詳しく解説します。

車の損傷具合

車の損傷具合は、買い替え費用の大きな要因となります。修理費が車両価格の全損基準（時価の70％）を超える場合は、全損扱いとなり、保険会社からは時価が支払われます。全損の場合は、車両価格から時価を引いた差額を足して、買い替え費用となります。

買い替える車種

買い替える車種によっても、買い替え費用は変わってきます。同じ車種で同じグレードであれば、買い替え費用は修理費とほぼ同額になります。しかし、よりグレードの高い車種や、別の車種に乗り換える場合は、差額分が追加で必要となります。

保険の適用

事故の過失割合や加入している保険の内容によっては、保険から買い替え費用の一部が支払われる場合があります。例えば、相手方に過失があり、車両保険に加入している場合は、修理費や買い替え費用を保険会社が負担してくれる可能性があります。

実例

具体的な実例を挙げてみましょう。時価が150万円の車が、全損扱いになった場合、買い替え費用は次のように計算されます。

• 修理費：120万円
• 全損基準（70％）：150万円 × 0.7 = 105万円
• 保険支払い額：105万円
• 差額：120万円 - 105万円 = 15万円
• 買い替え費用：15万円

この例の場合、買い替え費用は15万円となります。ただし、この金額には、車種変更による差額分は含まれていません。

まとめ

事故車の買い替え費用は、車の損傷具合や、買い替える車種などによって異なります。全損の場合は、時価から修理費を引いた差額が買い替え費用となります。過失割合や保険の内容によっては、保険から買い替え費用の一部が支払われる場合があります。買い替えを検討する際は、専門家に相談することをおすすめします。