9対1事故のむち打ちの示談金の相場は？

交通事故に遭い、相手が9台という多重事故だった場合、負傷の程度や過失割合によって異なりますが、むち打ち症（頸椎捻挫）の示談金の相場は一般的に次のように考えられています。

過失割合

自身の過失割合が100％の場合、示談金は支払われません。

過失割合が50％の場合、示談金の額は半額になります。

負傷の程度

負傷の程度によって、示談金の額は大きく異なります。一般的な目安としては、以下の通りです。

• 軽傷（むち打ち症）：100万～300万円
• 中等症（神経根症状を伴うむち打ち症）：300万～600万円
• 重傷（脊髄損傷）：600万円～1,000万円以上

治療期間

治療期間が長くなるほど、示談金の額は高くなります。一般的な目安としては、以下の通りです。

• 3ヶ月未満：100万～300万円
• 6ヶ月未満：300万～600万円
• 1年以上：600万円～1,000万円以上

後遺症

むち打ち症が原因で後遺症が残った場合は、示談金の額に影響します。後遺症の程度によって、以下の通り加算されます。

• 軽度の後遺症（首の痛み、違和感）：100万～200万円
• 中程度の後遺症（神経障害、めまい）：200万～300万円
• 重度の後遺症（麻痺、歩行障害）：300万円～500万円以上

注意点

これはあくまで一般的な目安であり、実際の示談金の額は個々のケースによって異なります。保険会社との交渉次第で、相場より高額な示談金が支払われる場合もあります。また、弁護士に依頼することで、より有利な条件で示談交渉を進めることができます。