感謝料と通院貴は別物ですか？

交通事故に遭った場合、被害者は加害者から慰謝料、逸失利益、治療費などの損害賠償を受け取ることができます。このうち、慰謝料には、被害者が被った精神的苦痛に対する「慰謝料」と、治療費以外の医療費に対する「通院慰謝料」の2種類があります。

慰謝料とは

慰謝料とは、事故によって被害者が被った精神的苦痛に対する賠償金のことです。具体的には、事故による痛み、苦しみ、不安、精神的ショックなどが対象になります。慰謝料の金額は、事故の態様、被害者の年齢、性別、職業、後遺症の有無などによって異なります。

通院慰謝料とは

通院慰謝料とは、治療費以外の医療費に対する賠償金のことです。具体的には、通院にかかった交通費、薬代、リハビリ費用などが対象になります。通院慰謝料の金額は、通院の回数や期間、治療内容などによって異なります。

感謝料と通院慰謝料は別物

慰謝料と通院慰謝料は、どちらも事故によって被害者が被った損害を賠償するものです。しかし、両者は別のものです。感謝料は精神的苦痛に対する賠償金で、通院慰謝料は治療費以外の医療費に対する賠償金です。

そのため、事故の被害者が感謝料を受け取っても、通院慰謝料を受け取る権利があります。逆に、通院慰謝料を受け取っても、感謝料を受け取る権利があります。

事故に遭った場合は、交通事故に強い弁護士に相談しましょう。弁護士は、被害者が受け取れる損害賠償の額を正確に算出し、加害者に請求します。