## ながらスマホは再切符ですか？

運転中のスマートフォン操作、いわゆる「ながらスマホ」は、非常に危険な行為であり、道路交通法で明確に禁止されています。違反した場合、罰金や違反点数が科せられることは多くの方がご存知でしょう。しかし、一度ながらスマホで切符を切られた人が、再び同じ行為で捕まった場合、どうなるのでしょうか？

ながらスマホの違反点数と罰金

まず、ながらスマホの違反点数と罰金について確認しておきましょう。違反の種類によって罰則は異なりますが、一般的には以下のようになります。

* **携帯電話等使用（保持）:** 運転中に携帯電話を保持して通話やメールなどをした場合。違反点数は3点、反則金は普通車で6,000円です。 * **携帯電話等使用（交通の危険）:** 運転中に携帯電話を使用し、交通の危険を生じさせた場合。違反点数は6点、反則金は普通車で9,000円です。さらに、刑事罰として3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられる可能性もあります。

重要なのは、「交通の危険」を生じさせた場合です。これは、ながらスマホが原因で事故を起こしたり、事故につながりかねない状況を作り出した場合に適用されます。違反点数が6点となるため、免許停止処分となる可能性も十分にあります。

再切符の場合の処分

一度ながらスマホで切符を切られた人が、再び同じ行為で捕まった場合、当然ながら違反点数と罰金が科せられます。問題は、過去の違反歴が今回の処分にどのように影響するかです。

道路交通法では、過去3年間の違反歴に応じて、免許の停止や取り消しなどの処分が決定されます。過去に違反歴がある場合、今回の違反点数と合わせて累積点数が計算され、その合計点数によって処分内容が変わります。つまり、一度ながらスマホで違反したことがある場合、二度目の違反によって免許停止処分となる可能性が非常に高くなります。

さらに、過去の違反歴が刑事裁判において不利に働く可能性もあります。悪質な違反と判断された場合、罰金刑だけでなく、懲役刑が科せられる可能性も否定できません。

弁護士に相談するメリット

もし、あなたがながらスマホで再切符を切られ、免許停止処分や刑事裁判の可能性が出てきた場合、すぐに弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの状況を詳しく聞き取り、法的なアドバイスを提供することができます。例えば、以下のようなサポートが期待できます。

* **処分軽減の可能性の検討:** 違反状況や過去の違反歴などを考慮し、処分軽減の可能性を探ります。 * **刑事裁判への対応:** 刑事裁判となった場合、弁護士はあなたの代理人として裁判に臨み、有利な判決を目指します。 * **法的アドバイス:** 今後の対応について、法的な観点から適切なアドバイスを提供します。

ながらスマホは、自分だけでなく、他の人の命をも危険にさらす行為です。二度と繰り返さないように、運転中はスマートフォンを操作しないように心がけましょう。そして、万が一、再切符を切られてしまった場合は、弁護士に相談し、適切な対応を取ることをお勧めします。