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もらい事故でも等級は下がりますか？【弁護士が解説】

交通事故に遭ってしまった際、特に自分に全く過失がない「もらい事故」の場合、自動車保険の等級がどうなるのか心配になる方は多いのではないでしょうか。等級は保険料に直接影響するため、可能な限り維持したいと考えるのは当然です。この記事では、もらい事故における等級の変化について、弁護士の視点から詳しく解説します。

もらい事故とは？

もらい事故とは、交通事故においてご自身に全く過失がない事故のことを指します。例えば、停車中に追突されたり、信号待ちで停止中に後方から追突されたりするケースが該当します。このような場合、被害者であるご自身は基本的に賠償責任を負いません。

等級が下がるケースと下がらないケース

もらい事故の場合、原則として等級は下がりません。これは、ご自身に過失がないため、保険会社が保険金を支払っても「ノーカウント事故」として扱われるためです。しかし、例外もあります。

以下のいずれかに該当する場合は、等級が下がる可能性があります。

* **ご自身の保険を使用した場合:** 例えば、車両保険を使用してご自身の車の修理を行った場合など。 * **相手に賠償請求できない場合:** 相手が無保険だったり、逃走してしまったりした場合など。この場合、ご自身の保険（人身傷害保険など）を使用すると、等級が下がる可能性があります。

つまり、ご自身の保険を一切使用せず、相手から十分な賠償を受けられる場合は、等級が下がることはありません。

弁護士に相談するメリット

もらい事故に遭ってしまった場合、弁護士に相談することで、以下のようなメリットが期待できます。

* **適切な賠償額の算定:** 弁護士は、過去の判例や法的知識に基づき、適切な賠償額を算定できます。 * **保険会社との交渉代行:** 保険会社との交渉を弁護士に任せることで、精神的な負担を軽減できます。 * **後遺障害認定のサポート:** 後遺症が残ってしまった場合、適切な後遺障害等級認定を受けるためのサポートを受けられます。 * **等級維持のアドバイス:** 等級が下がる可能性のあるケースについて、適切なアドバイスを受けることができます。

特に、相手が無保険の場合や、賠償額に納得できない場合は、弁護士に相談することを強くお勧めします。

まとめ

もらい事故の場合、原則として等級は下がりませんが、ご自身の保険を使用した場合や、相手に賠償請求できない場合は、等級が下がる可能性があります。不安な場合は、早めに弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。弁護士は、あなたの権利を守り、適切な賠償を得るための力強い味方となります。