## もらい事故は自分で交渉するのですか？ 交通事故の中でも、特に理不尽に感じるのがもらい事故です。自分に全く非がないのに事故に遭い、心身ともに大きなダメージを受けることは、想像以上に辛い経験です。このような場合、「自分で相手方と交渉しなければならないのか？」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、もらい事故の場合でも、自分で交渉することは可能です。しかし、必ずしもそれが最善の方法とは限りません。状況によっては、弁護士に依頼することを検討すべきです。

自分で交渉するメリット?デメリット

自分で交渉するメリットとしては、費用を抑えられることが挙げられます。弁護士費用は決して安くありませんので、少しでも費用を抑えたいという方には、自分で交渉するという選択肢は魅力的でしょう。また、自分のペースで交渉を進められるという点もメリットと言えます。

しかし、デメリットも多く存在します。まず、法的な知識や交渉術が不足している場合、相手方（保険会社）に有利なように話が進められてしまう可能性があります。保険会社は交渉のプロであり、豊富な経験と知識を持っています。素人が対等に交渉するのは非常に困難です。また、精神的な負担も大きくなります。事故のショックから立ち直れないまま、相手方との交渉に臨むことは、さらなるストレスを生み出す原因となりかねません。

弁護士に依頼するメリット

弁護士に依頼する最大のメリットは、相手方との交渉を全て任せられることです。弁護士は、依頼者の権利を守るために、法的な知識と交渉術を駆使して、最大限の賠償金を獲得できるよう尽力します。また、精神的な負担も大幅に軽減されます。交渉のストレスから解放されることで、治療に専念したり、日常生活を取り戻したりすることができます。さらに、弁護士が介入することで、示談交渉がスムーズに進む可能性が高まります。保険会社も、弁護士が介入することで、不当な要求をすることが難しくなり、適正な賠償額を提示せざるを得なくなるからです。

どのような場合に弁護士に依頼すべきか

以下のような場合には、特に弁護士への依頼を検討すべきです。

* **過失割合に納得がいかない場合:** もらい事故と言っても、完全に過失割合が0:10とは限らない場合があります。過失割合に納得がいかない場合は、弁護士に相談することで、適正な過失割合を算定してもらうことができます。 * **後遺障害が残った場合:** 事故による怪我で後遺障害が残った場合、後遺障害等級認定を受ける必要があります。弁護士は、後遺障害等級認定の手続きをサポートし、適切な等級認定を受けられるよう尽力します。 * **相手方の対応が不誠実な場合:** 相手方の保険会社の対応が不誠実で、交渉が進まない場合も、弁護士に依頼することで、状況を打開できる可能性があります。 * **精神的な苦痛が大きい場合:** 事故による精神的な苦痛が大きい場合、弁護士に相談することで、慰謝料を増額できる可能性があります。

もらい事故は、精神的にも経済的にも大きな負担となります。一人で悩まず、まずは弁護士に相談してみることをお勧めします。無料相談を実施している弁護士事務所も多くありますので、気軽に相談してみましょう。