交通事故に遭ってしまった場合、被害者として加害者に対して損害賠償請求をするために必要なのが訴状です。訴状とは、裁判所に提出することで訴訟を提起できる書類のことです。訴状を作成する際は、さまざまな事項を記載する必要があります。

まず、原告と被告の氏名や住所などの当事者情報を記載します。続いて、事故発生の日時や場所、事故の状況を記載します。次に、被害者側の負傷や損害の内容を記載します。最後に、加害者に対して請求する損害賠償額を記載します。

訴状の書き方のポイント

訴状を作成する際には、以下のポイントに注意しましょう。

1. 正確に記載する
2. 簡潔かつ明確に記載する
3. 法律用語を正しく使用する
4. 証拠を添付する

正確に記載することはもちろんですが、訴状は裁判官が読みやすいように簡潔かつ明確に記載することが重要です。また、法律用語は正しく使用しなければなりません。証拠を添付することで、訴状の内容が裏付けられます。

訴状の書式

訴状には、以下の書式があります。

1. 裁判所名
2. 事件名
3. 原告
4. 被告
5. 訴状
6. 証拠書類目録
7. 署名

裁判所名は、事故が発生した場所を管轄する裁判所を記載します。事件名は、訴訟の内容を簡潔に記載します。原告と被告は、当事者情報を記載します。訴状には、被害者側の請求内容を記載します。証拠書類目録には、訴状に添付した証拠書類の内容を記載します。署名は、原告または原告の代理人が記載します。

訴状の提出

訴状を作成したら、裁判所に提出します。訴状は、原則として原告または原告の代理人が裁判所に持参して提出します。訴状の提出には手数料が必要となります。

訴状が裁判所に受理されると、裁判所から受理通知書が送付されます。受理通知書には、事件番号や期日などの記載があります。これ以降、訴訟手続が開始されます。