むちうちの傷を自宅で治療するにはどうすればいいですか？

交通事故でむちうちになってしまった場合、自宅で治療を行うことが可能でしょうか？首の痛みが強く、病院に行くのが大変な場合もあるかと思います。今回は、自宅でできるむちうち治療についてご説明します。

アイシング

むちうちは、首の筋肉や靭帯が損傷した状態です。損傷部位に炎症が生じるため、患部を冷やすことで炎症を抑えることができます。市販の氷嚢や保冷剤をタオルなどで巻いて、患部に当てましょう。15～20分間冷やしたら、30分以上空けてからもう一度冷やします。

安静

むちうちは、首の筋肉や靭帯を安静にすることが大切です。首を動かさずに固定しましょう。首を支えるために、ネックカラーを使用することもできます。また、硬い枕ではなく、柔らかい枕を使用しましょう。

ストレッチ

むちうちが落ち着いてきたら、少しずつ首のストレッチを行いましょう。首をゆっくりと前後に倒し、左右に回します。痛みが強くなる場合は無理をせず、少しずつ行いましょう。ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、可動域を回復させるのに役立ちます。

温シップ

むちうちが慢性化した場合、温シップが効果的な場合があります。温シップには、血行を促進して筋肉のこりをほぐす効果があります。温シップを患部に貼って、15～20分間放置しましょう。

マッサージ

むちうちが軽快してきたら、マッサージを行うこともできます。首の筋肉をゆっくりとほぐしましょう。ただし、むちうちが急性期の場合は、マッサージを行うと症状が悪化することがありますので注意が必要です。

自宅でむちうちを治療する場合でも、自己判断は危険です。症状が強い場合や、なかなか改善しない場合は、必ず医師の診察を受けましょう。