むちうち しびれ 治療の方法と注意点

むち打ちによるしびれは、交通事故で頭を強く打った際に、首の筋肉や神経が損傷することで起こる症状です。しびれの程度は、軽いものから重度のものまでさまざまで、首や肩、腕などの部位にあらわれることがあります。

むち打ちによるしびれの原因

むち打ちによるしびれの主な原因は、首の筋肉や神経への損傷です。交通事故の衝撃で頭部が前後に激しく揺さぶられることで、首の筋肉や靭帯が伸ばされすぎたり、断裂したりします。また、神経が圧迫されると、しびれや痛みなどの症状が現れます。

むち打ちによるしびれの治療法

むち打ちによるしびれの治療法は、以下のものが挙げられます。

• 安静：首の動きを制限して、筋肉や神経の回復を促します。
• 温熱療法：温湿布やホットパックを使用することで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
• 電療：低周波や高周波の電気刺激を与えて、筋肉の緊張をほぐし、痛みの緩和を図ります。
• マッサージ：筋肉をほぐし、血行を促進して、しびれの改善に役立ちます。
• 運動療法：首の可動域を回復させるための運動を行います。
• 薬物療法：しびれや痛みの緩和に、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤などが使用されます。

むち打ちによるしびれの注意点

むち打ちによるしびれは、軽度の症状でも注意が必要です。放置すると、慢性的なしびれや痛みにつながる恐れがあります。以下のような症状が出た場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

• しびれの範囲が広がる
• しびれが長引く
• しびれに痛みや脱力感が伴う
• 首の可動域が制限される
• 頭痛や吐き気などの症状がある

むち打ちによるしびれは、適切な治療を受ければ、ほとんどの場合で改善が期待できます。しかし、症状を放置したり、自己判断で治療を行うと悪化することがあります。しびれが生じた場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。