むちうち 捻挫 との違いは？

交通事故後のケガで、むちうちや捻挫はよく見られるものです。どちらも痛みや腫れなどの症状がありますが、それぞれの原因や治療法は異なります。

むちうち

むちうちとは、交通事故時に急激に首が前後に揺さぶられることで起こる首のケガです。事故の衝撃で首の筋肉や靭帯が損傷し、首の痛み、頭痛、めまいなどの症状が現れます。

むちうちの治療は、安静にして首を固定すること、痛み止めや湿布による炎症の軽減、理学療法による首の可動域の改善などが中心に行われます。

捻挫

捻挫とは、関節を構成する靭帯が損傷するケガです。交通事故の場合、急激な衝撃やねじれによって足首や膝の靭帯が損傷し、捻挫が起こることがあります。

捻挫の治療は、安静にして患部を固定すること、アイシングや湿布による腫れの軽減、理学療法による関節可動域の改善などが行われます。

むちうちと捻挫の違い

むちうちと捻挫は、どちらもケガの種類としては異なりますが、交通事故後に起こることが多く、症状が似ている場合もあります。ただし、次の点で違いがあります。

• 原因： むちうちの場合は首の急激な揺さぶり、捻挫の場合は関節の損傷
• 症状： むちうちの場合は首の痛み、頭痛、めまいなど、捻挫の場合は患部の痛み、腫れ
• 治療： むちうちの場合は安静と首の固定、捻挫の場合は患部の固定とアイシング

交通事故後にむちうちや捻挫の症状が出た場合は、できるだけ早く整形外科などの病院を受診し、適切な治療を受けることが大切です。早期治療を行うことで、症状の悪化や後遺症を防ぐことができます。