パート アルバイト 労災 が適用される場合は？

パート?アルバイトでも、業務中にケガや病気をしてしまった場合は、労災が適用される可能性があります。では、どのような場合にパート?アルバイトにも労災が適用されるのでしょうか？

業務中にケガや病気をした場合

パート?アルバイトであっても、業務中にケガや病気をしてしまった場合は、労災が適用されます。この場合、業務中とは、会社の業務に従事している間を指します。業務命令に基づいて出かけている途中や、会社の敷地内での移動中にケガをした場合も、業務中に含まれます。

通勤途中にケガや病気をした場合

パート?アルバイトの場合、通勤途中にケガや病気をした場合には、労災は適用されません。通勤とは、自宅と会社間の往復を指します。ただし、会社の業務上の必要により通勤経路から外れた場合や、会社の業務に参加するために急用で出かけた場合は、通勤途中に含まれます。

業務の延長線上でのケガや病気をした場合

業務の延長線上とは、業務の余韻として行っている行為を指します。パート?アルバイトの場合でも、業務の合理的な範囲内で業務後に会社の敷地内にとどまっていたり、業務の継続のため会社から離れた場所にいたりした場合、業務の延長線上とみなされることがあります。この場合、ケガや病気をした場合には、労災が適用される可能性があります。

過労死した場合

パート?アルバイトでも、業務に起因する過労死があった場合は、労災が適用されます。過労死とは、過度の労働が原因で死亡することです。過度の労働とは、長時間労働や精神的?身体的な過重労働を指します。

労災が適用される場合の条件

パート?アルバイトに労災が適用されるためには、以下の条件を満たす必要があります。

• 業務中にケガや病気をした場合
• 会社の業務に従事中、または業務の延長線上で行っていた行為中にケガや病気をした場合
• 過労死した場合

パート?アルバイトでも、業務中にケガや病気をしてしまった場合は、労災保険に加入している会社に労災申請をすることが大切です。労災保険は、ケガや病気の治療費や休業補償などを保障してくれる制度です。労災申請の手続きは会社の総務部や従業員向けの窓口で行うことができます。