交通事故に遭ってしまった場合、勤務中であれば労災保険が適用される可能性があります。今回はバイトの方でも適用される労災保険の「手続きの流れ」についてご説明いたします。

労災の対象となる方

労災は、仕事中に負った怪我や病気に対して補償が受けられる制度です。バイトの方であっても、業務中に負傷した場合や職業病を発症した場合には労災の対象となります。

手続きの流れ

労災保険の手続きは以下のような流れで行います。

1. 負傷または発症の報告

事故または病気になったら、すぐに雇用主に報告しましょう。雇用主は「労災保険関係書類」を作成します。

2. 医療機関への受診

雇用主から紹介された医療機関で治療を受けましょう。このとき、必ず「労災」と伝え、労災保険の適用を受ける旨を伝えます。

3. 労災保険給付金申請

医療機関から「診断書」を受け取ったら、雇用主に提出します。雇用主が「労災保険給付金支給申請書」を作成し、労基署に提出します。

4. 労基署による審査

労基署は申請内容を審査し、労災が認められるかどうかを判断します。

5. 結果通知

労災が認められれば、労基署から給付金支給の通知が届きます。給付金は、休業補償給付金、障害補償給付金、遺族補償給付金などがあります。

手続きの注意ポイント

労災保険の手続きを行う際には、以下の点に注意しましょう。

事故または病気発生後、30日以内に報告すること。 労災保険の適用を受けるためには、業務中に負傷または発症している必要があります。 診断書は必ず労災と記載されたものを入手すること。 給付金申請は、事故または病気発生後2年以内に行うこと。