後遺障害12級で逸失利益は何年まで支払われますか？

交通事故により後遺障害12級と認定された場合、逸失利益の支払い期間は認定時点から一定年数となります。後遺障害等級によって支払い期間が異なりますが、12級の場合、原則として以下のように定められています。

後遺障害12級の逸失利益支払い期間

後遺障害12級の逸失利益支払い期間は、認定時点から5年です。

ただし、以下のような条件に当てはまる場合は、支払い期間が延長される可能性があります。

延長される条件

• 年齢が60歳未満の場合：5年を超えて認定時点から65歳に達するまで
• 短時間の就労が可能な場合：認定時点から10年（就労期間は除く）
• 自営業者で、事故後に事業を継続できない場合：認定時点から10年

逸失利益とは、事故によって労働能力が低下したことによる収入の損失のことです。そのため、延長条件を満たしている場合は、実際に就労しているかどうかや収入の有無に関わらず、逸失利益の支払いが延長される場合があります。

なお、逸失利益の金額は、事故前後の収入や就労状況、後遺障害の程度などによって算出されます。計算方法には複雑な部分もあるため、具体的な金額については交通事故に詳しい弁護士などに相談することをおすすめします。