交通事故によるむち打ち症の治療が、病院から打ち切られてしまった場合、後遺症が心配になってしまいますよね。そのような場合に、治療を継続するための方法をご紹介します。

1. セカンドオピニオン

まず、セカンドオピニオンを求めましょう。別の病院を受診し、診断と治療方針を比較検討することで、客観的な判断を得ることができます。セカンドオピニオンでは、以下のような点を相談しましょう。

• 現在の症状
• 病院の診断結果
• 打ち切りとなった理由
• 今後の治療計画

2. 治療費の請求

病院で治療を打ち切られた場合、交通事故の相手方（または自賠責保険）に対して、これまでに発生した治療費の請求が可能です。治療費の請求には、領収書や診療明細書などの証拠が必要ですので、きちんと保管しておきましょう。

3. 後遺障害認定

むち打ち症が後遺症として認められた場合、後遺障害等級に応じた補償を受けることができます。そのためには、症状固定後6ヶ月以内に、損害保険料率算定機構（自賠責保険）または任意保険会社に後遺障害の認定申請を行いましょう。認定が下りれば、治療費の一部が支払われます。

4. リハビリテーション

病院での治療が打ち切られても、リハビリテーションを継続することは可能です。リハビリテーションでは、運動やマッサージ、電気療法などを通じて、症状の改善を目指します。医療機関やリハビリテーション施設で、リハビリテーションのプログラムを受けましょう。

5. 日常生活の改善

むち打ち症の症状を緩和するため、日常生活での姿勢や習慣に気をつけましょう。首に負担がかからないように、背筋を伸ばして座ったり、長時間同じ姿勢を維持しないようにしたりしましょう。また、適度な運動や入浴で血行を促進することも効果的です。

むち打ち症の治療が打ち切られても、適切な対応を講じることで、治療を継続し、後遺症の軽減を図ることができます。上記の方法を参考に、ご自身の症状に合わせた治療法を選択してください。