交通事故で負傷したとき、症状が固定されると打ち切りの対象になります。打ち切りとは、自賠責保険や任意保険から支払われる保険金が停止されることを指します。症状の固定は、医師がこれ以上治療をしても症状が改善しない状態と判断した場合に認定されます。

症状固定打ち切りの影響

症状固定打ち切りになると、以下のような影響があります。 治療費の自己負担：打ち切り後は、治療費を全額自己負担で支払う必要があります。 休業損害の打ち切り：自賠責保険や任意保険から支払われる休業損害が打ち切られます。 逸失利益の打ち切り：自賠責保険や任意保険から支払われる逸失利益が打ち切られます。

症状固定打ち切りの対策

症状固定打ち切りを防ぐためには、以下のような対策が必要です。

医師との十分なコミュニケーション

医師に対して、症状が改善していないこと、治療を継続する必要があることを明確に伝えましょう。医師の意見書を作成してもらい、症状固定の認定を遅らせることができます。

後遺障害の認定申請

交通事故で後遺障害が残った場合、後遺障害の認定を申請しましょう。後遺障害が認定されると、治療費の負担が軽減されます。

損害賠償請求

相手方に対して損害賠償請求を行い、逸失利益や慰謝料を請求しましょう。治療費や休業損害の補填に役立てることができます。

法テラスの利用

費用負担が困難な場合は、法テラスを利用しましょう。弁護士費用を一部負担してくれる制度です。

まとめ

症状固定打ち切りは、交通事故被害者にとって大きな影響を及ぼします。打ち切りを防ぐためには、医師との十分なコミュニケーション、後遺障害の認定申請、損害賠償請求、法テラスの利用などの対策が必要です。症状固定打ち切りに直面した場合は、交通事故に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。