労災での休業補償給付が打ち切られてしまった場合、健康保険を用いて給付を受け続ける方法があります。ここでは、健康保険の利用方法と手続きについてご説明します。

健康保険の給付内容

健康保険では、労災認定を受けた傷病に対して以下のような給付が受けられます。

• 傷病手当金
• 医療費の自己負担分

健康保険の利用方法

労災打ち切り後に健康保険を利用するには、以下の手続きが必要です。

手続きに必要な書類

• 健康保険被保険者証
• 労働基準監督署発行の労災認定通知書

手続き方法

1. 健康保険組合または国民健康保険窓口に上記の書類を提出します。
2. 傷病手当金の申請手続きを行います。
3. 傷病手当金を受給するための診断書を医師に記入してもらいます。

注意点

健康保険の利用には以下のような注意点があります。

• 傷病手当金の受給期間は、労災認定した傷病の治癒期間に限られます。
• 健康保険の給付額は、労災補償給付よりも低くなります。
• 健康保険の給付を受け始めると、労災補償給付は停止されます。

まとめ

労災打ち切り後も健康保険を利用することで、経済的な負担を軽減することができます。手続きは比較的簡単ですので、必要な場合は早めに手続きを行うことをおすすめします。