交通事故に遭ってしまっても、逸失利益がもらえないケースがあります。なぜなら逸失利益は、収入を得られる可能性がある期間と、その期間の収入金額を証明する必要があるからです。

逸失利益が認められるケース

逸失利益が認められるケースとしては、以下のものがあります。

• 加害者側に過失があり、事故によって収入が減った場合
• 事故前と同じ仕事に復帰できない場合
• 事故の影響で収入が減った期間が長い場合

逸失利益が認められないケース

逆に、逸失利益が認められないケースとしては、以下のものがあります。

• 被害者側にも過失があった場合
• 事故後すぐに仕事に復帰できた場合
• 事故による収入減の期間が短い場合

逸失利益の計算方法

逸失利益の計算方法は、事故前の収入と事故後の収入の差額を基礎とします。ただし、事故後の収入が事故前と同等以上である場合は、逸失利益は発生しません。

逸失利益の証明方法

逸失利益を証明するには、以下の書類が必要です。

• 所得証明書
• 源泉徴収票
• 確定申告書
• 医師の診断書

まとめ

逸失利益は、収入を得られる可能性がある期間と、その期間の収入金額を証明する必要があるため、もらえないケースもあります。事故に遭って収入が減った場合には、交通事故弁護士に相談し、逸失利益の請求について検討することをお勧めします。