交通事故の後遺症が12級に認定された場合、逸失利益の額はどのように計算されるのでしょうか？今回は、後遺症12級における逸失利益の算定方法について解説します。

後遺症12級の逸失利益

後遺症12級は、以下の症状があると認定されます。

• 軽度の顔面変形
• 手指の屈伸困難
• 歩行時の軽度な不自由

後遺症12級の逸失利益は、労働能力の喪失程度に応じて算出されます。労働能力喪失率は、後遺障害等級に応じて定められており、12級の場合は8%とされています。

逸失利益の計算方法

逸失利益の計算方法は次の通りです。

1. 労働能力喪失率（8%）を年収に乘じる
2. 得られた金額を12（末期年数）で割る

逸失利益の例

例えば、年収500万円の人が後遺症12級に認定された場合、逸失利益は次のように計算されます。

• 500万円 × 8% = 40万円
• 40万円 ÷ 12 = 33,333円

したがって、逸失利益は月額33,333円となります。

まとめ

後遺症12級における逸失利益は、労働能力喪失率に応じて計算されます。逸失利益の額は、事故の発生状況や労働条件によって異なります。交通事故に遭われた場合は、弁護士に相談して正確な逸失利益の額を算出してもらうことをお勧めします。