交通事故に巻き込まれてしまった場合、頭が真っ白になってしまいがちです。そのような状況では、ついつい謝罪をしてしまうこともあるでしょう。しかし、謝罪は場合によっては不利になってしまうことがあります。この記事では、交通事故で謝ってはいけないケースについて解説します。

相手の過失が明らかな場合

相手の過失が明らかな場合は、謝罪をすべきではありません。謝罪してしまうと、過失を認めたとみなされてしまい、自分が不利な立場になってしまいます。例えば、相手が信号無視や飲酒運転をしていた場合は、相手の過失が明らかです。このような場合には、謝罪せずに警察に事故の届出をしましょう。

自分の過失が大きい場合

自分の過失が大きいと判断される場合は、謝罪すべきではありません。謝罪してしまうと、損害賠償額が増額される可能性があります。過失割合が70％以上の場合は、自分の過失が大きいと判断されます。このような場合には、謝罪せずに弁護士に相談しましょう。

過失割合が不明確な場合

過失割合が不明確な場合は、謝罪をすべきではありません。過失割合が分からないまま謝ってしまうと、過失割合を有利に主張ができなくなってしまう可能性があります。このような場合には、警察の捜査結果を待ち、弁護士に相談しましょう。

けがの程度が不明確な場合

けがの程度が不明確な場合は、謝罪をすべきではありません。謝罪してしまうと、けがを過小評価していると思われてしまう可能性があります。このような場合には、病院で診察を受け、けがの程度を確認しましょう。

過失の有無を争う場合

過失の有無を争う場合は、謝罪をすべきではありません。謝罪してしまうと、過失を認めたとみなされてしまいます。このような場合には、弁護士に相談し、過失の有無を争いましょう。

交通事故で謝ってはいけないケースは、相手が自分より過失が大きい場合、自分の過失が大きい場合、過失割合が不明確な場合、けがの程度が不明確な場合、過失の有無を争う場合などです。これらのケースでは、謝罪せずに適切な対応を取りましょう。