交通事故に遭ってしまった場合に、弁護士特約を使用するタイミングは、以下のような状況が挙げられます。

1. 過失割合に争いがある場合

交通事故では、加害者と被害者の過失割合を判断することが重要です。過失割合によって、損害賠償の額が大きく変わってきます。しかし、過失割合をめぐって加害者側と意見が対立することもあります。そのような場合、弁護士に依頼することで、適正な過失割合を主張し、損害賠償額の増額を図ることができます。

2. 相手が示談に応じない場合

事故の加害者が示談に応じない場合、弁護士に依頼して示談交渉を行うことができます。弁護士は法律のプロとして、加害者側と交渉を行い、被害者に有利な条件で示談を成立させることができます。

3. 後遺症が残った場合

交通事故により後遺症が残ってしまった場合、適切な後遺障害等級が認定されることが重要です。後遺障害等級によって、損害賠償の額が大きく変わってきます。弁護士は、後遺障害の診断書やカルテを分析し、適正な後遺障害等級の認定をサポートします。

4. 加害者が任意保険に未加入の場合

加害者が任意保険に未加入の場合、被害者は自賠責保険からしか損害賠償を受けられません。しかし、自賠責保険では補償額に上限があります。弁護士に依頼することで、任意保険のない加害者に対して損害賠償請求を行うことができます。

5. 事故の被害が大きい場合

事故の被害が大きい場合、弁護士に依頼することで、損害賠償の範囲を拡大することができます。弁護士は、慰謝料、逸失利益、治療費などの損害賠償項目について、被害者に有利な主張を行います。

弁護士特約は、交通事故の被害者が適正な補償を受けるために重要な制度です。交通事故に遭ったら、上記のような状況に当てはまる場合は、早めに弁護士に相談することを検討しましょう。