もらい事故でも等級は下がらない保険はありますか？

交通事故に遭ってしまった場合、過失割合によって等級が下がることはよく知られています。しかし、自分自身が過失ゼロだったとしても、等級が下がってしまう場合があります。それが「もらい事故」です。

もらい事故とは、自分が過失ゼロ、相手が100%の過失責任を負っている場合の交通事故のことです。本来であれば等級は下がらないはずですが、一部の保険会社では、以下のような理由で等級を下げてしまうことがあります。

等級を下げる理由

保険会社がもらい事故でも等級を下げる主な理由は、以下のとおりです。

• 事故の頻度が高いため
• 保険金を支払うリスクが高いため

保険会社からすると、もらい事故でも事故を起こしやすいドライバーとみなされ、保険金を支払うリスクが高くなります。そのため、等級を下げることによって保険料を引き上げ、リスクを分散させようとしているのです。

等級を下げない保険

もらい事故でも等級が下がらない保険はあります。それは、「等級据え置き特約」が付帯している保険です。

等級据え置き特約とは、もらい事故に遭った場合に等級を据え置くことができる特約です。この特約が付帯していれば、もらい事故を起こしても等級が下がらず、保険料も据え置きになります。

等級据え置き特約付きの保険会社

等級据え置き特約付きの保険会社は、以下のようなものがあります。

• ソニー損保
• 三井住友海上火災保険
• あいおいニッセイ同和損保
• 東京海上日動火災保険

もらい事故でも等級が下がらない保険に加入したい場合は、等級据え置き特約が付帯している保険を選択するようにしましょう。