交通事故で歯を折ってしまった場合、加害者から慰謝料としていくら支払われるのでしょうか？

歯の損傷の程度や治療費、後遺症の有無などによって慰謝料の額は異なりますが、一般的には以下のような基準が適用されます。

前歯の損傷

前歯は目立つ部分なので、審美的な影響が大きくなります。そのため、慰謝料は比較的高額になります。

永久歯が折れた（根が残っている）：50～150万円 永久歯が抜けた：100～200万円 乳歯が折れた（根が残っている）：15～30万円 乳歯が抜けた：30～50万円

奥歯の損傷

奥歯は目立つ部分ではないため、審美的な影響は前歯ほど大きくありません。そのため、慰謝料は前歯よりも低くなります。

永久歯が折れた（根が残っている）：20～50万円 永久歯が抜けた：50～100万円 乳歯が折れた（根が残っている）：10～20万円 乳歯が抜けた：20～30万円

後遺症

歯の損傷が後遺症を残した場合、慰謝料はさらに増額されます。

噛み合わせの異常：50～100万円 発音障害：30～50万円 神経損傷：50～150万円

なお、歯の損傷が軽微な場合や、後遺症が残らない場合は、慰謝料が支払われない場合もあります。また、示談交渉によって、慰謝料の額が上下する場合もあります。

交通事故で歯を折ってしまった場合は、弁護士に相談して、適切な慰謝料を受け取れるようにしましょう。