2025-03-07 11
後遺障害とは、交通事故による傷害が治療を続けても改善せず、将来にわたって残存すると認められる症状のことです。後遺障害として認定されるためには、自賠責保険の後遺障害等級認定を受ける必要があります。この認定を受けることで、後遺障害慰謝料や逸失利益といった賠償金を請求することが可能になります。
後遺障害として認められる痛みは、客観的な所見で証明できるものと、神経学的検査や画像検査で原因を特定できないものの、医学的に説明可能なものがあります。具体的には、以下のような痛みが挙げられます。
* **神経症状による痛み:** 神経損傷による神経痛、痺れ、感覚異常など。 * **関節可動域制限による痛み:** 関節の変形や拘縮による運動時の痛み。 * **CRPS(複合性局所疼痛症候群):** 外傷後に生じる、激しい痛み、腫れ、皮膚の変化など。 * **外傷性頚部症候群(むちうち)による痛み:** 首や肩の痛み、頭痛、めまいなど。特に、むちうちによる痛みは、画像検査で異常が見つかりにくい場合が多く、後遺障害認定を受けるのが難しいケースもあります。しかし、適切な検査と医学的な意見書があれば、認定される可能性はあります。
痛みを後遺障害として認定してもらうためには、以下の点が重要になります。
* **早期の段階から適切な治療を受けること:** 事故直後から整形外科を受診し、医師の指示に従って治療を受けることが大切です。 * **痛みの状態を詳細に記録すること:** 痛みの種類、強さ、頻度、場所などを日記やメモに記録しておきましょう。 * **必要な検査を受けること:** レントゲン、CT、MRIなどの画像検査だけでなく、神経学的検査も受けるようにしましょう。 * **弁護士に相談すること:** 交通事故に詳しい弁護士に相談することで、後遺障害認定の手続きや賠償交渉をスムーズに進めることができます。後遺障害として認定されると、症状の程度に応じて1級から14級までの等級が決定されます。等級によって、後遺障害慰謝料や逸失利益の金額が大きく異なります。弁護士に依頼することで、適切な等級認定を受け、最大限の賠償金を得られる可能性が高まります。
痛みが後遺障害として認められるかどうかは、個々のケースによって判断が異なります。諦めずに、専門家である弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。
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