2025-03-30 13
交通事故に遭った直後、保険会社からは様々な連絡が来ます。まずは、事故の状況確認、怪我の状況確認、そして今後の手続きに関する説明などです。この段階では、保険会社は中立的な立場を装っていることが多いですが、既に被害者の状況を把握し、自社にとって有利な展開に持ち込もうと準備を始めています。
保険会社は、様々な手口を使って保険金の支払いを抑えようとします。以下に、よく見られる手口をいくつかご紹介します。
* **早期示談の提案:** 事故直後、被害者が精神的に不安定な状況にあることを利用し、早期に示談を提案してくることがあります。この場合、将来的な治療費や後遺障害の可能性などを考慮せずに、低い金額で示談に応じさせてしまうことがあります。 * **治療費の打ち切り:** 怪我の治療がある程度進むと、保険会社から治療費の打ち切りを打診されることがあります。これは、症状固定と判断された場合に行われることが多いですが、実際にはまだ治療が必要な場合でも、打ち切りを強行してくることがあります。 * **過失割合の主張:** 交通事故の過失割合は、保険金の支払額に大きく影響します。保険会社は、自社に有利な過失割合を主張し、被害者の過失を大きく見積もることがあります。 * **後遺障害認定の妨害:** 交通事故による後遺障害が残った場合、後遺障害等級の認定を受けることで、保険金が増額される可能性があります。しかし、保険会社は後遺障害認定を妨害するために、必要な書類の提出を渋ったり、医師の意見を覆そうとしたりすることがあります。 * **弁護士基準(裁判基準)との乖離:** 保険会社が提示する示談金は、弁護士基準(裁判基準)よりも低い金額であることが一般的です。これは、保険会社が自社の利益を優先しているためです。保険会社は、上記のような手口を使って保険金の支払いを抑えようとしますが、被害者も適切な対応を取ることで、正当な保険金を受け取ることができます。以下に、保険会社への対応策をいくつかご紹介します。
* **安易な示談に応じない:** 保険会社から早期示談を提案された場合でも、安易に応じるべきではありません。まずは、弁護士に相談し、適切な示談金額を把握することが重要です。 * **治療費の打ち切りに抵抗する:** 保険会社から治療費の打ち切りを打診された場合、医師に相談し、本当に治療が必要かどうかを確認しましょう。治療が必要な場合は、保険会社に治療継続を求めることができます。 * **過失割合の根拠を確認する:** 保険会社が主張する過失割合に納得できない場合は、その根拠を確認しましょう。必要であれば、ドライブレコーダーの映像や目撃者の証言などを集め、反論することができます。 * **後遺障害認定の手続きを弁護士に依頼する:** 後遺障害が残った場合は、後遺障害認定の手続きを弁護士に依頼することをおすすめします。弁護士は、必要な書類の準備や医師との連携など、手続きをスムーズに進めることができます。 * **弁護士に相談する:** 交通事故の示談交渉は、専門的な知識が必要となるため、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、被害者の権利を守り、正当な保険金を受け取れるようにサポートしてくれます。交通事故に遭われた際は、一人で悩まずに、交通事故に詳しい弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、保険会社との交渉を代行し、被害者が正当な賠償金を受け取れるようにサポートしてくれます。
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