## 追突事故で弁護士に依頼するデメリットは？ 追突事故に遭われた際、弁護士に依頼することで、示談交渉の代行や適切な賠償金の獲得など、多くのメリットが期待できます。しかし、弁護士に依頼することは、必ずしも良いことばかりではありません。ここでは、追突事故で弁護士に依頼する際に考えられるデメリットについて詳しく解説します。

弁護士に依頼を検討する前に、メリットとデメリットを比較検討し、ご自身の状況に合った選択をすることが大切です。

弁護士費用がかかる

弁護士に依頼する最大のデメリットは、弁護士費用が発生することです。弁護士費用は、相談料、着手金、報酬金、実費などに分類されます。相談料は、弁護士に相談する際にかかる費用で、無料の事務所もあります。着手金は、事件の解決を弁護士に依頼する際に支払う費用で、報酬金は、事件が解決した際に、その成果に応じて支払う費用です。実費は、交通費、通信費、印紙代など、事件処理に必要となる費用です。

弁護士費用は、依頼する弁護士や事務所、事件の内容によって異なります。事前に見積もりをしっかりと確認し、納得できる費用体系の弁護士を選ぶことが重要です。また、弁護士費用特約が付帯している保険に加入している場合は、弁護士費用を保険でまかなうことができます。

弁護士探しに時間がかかる場合がある

弁護士は数多く存在するため、自分に合った弁護士を見つけるまでに時間がかかる場合があります。特に、追突事故に強い弁護士を探すとなると、さらに時間がかかる可能性があります。弁護士を選ぶ際には、実績や専門性、相性などを考慮し、複数の弁護士に相談して比較検討することをおすすめします。

インターネットや弁護士紹介サービスなどを活用して、効率的に弁護士を探すことも可能です。また、周囲の人に紹介してもらうのも有効な手段です。

必ずしも希望通りの結果になるとは限らない

弁護士に依頼したからといって、必ずしも希望通りの結果になるとは限りません。裁判になった場合、判決は裁判官によって判断されるため、弁護士の力量だけでは左右できない部分もあります。また、相手方が保険会社ではなく、個人である場合、賠償金の支払いが滞る可能性もあります。

弁護士は、依頼者のために最善を尽くしますが、事件の結果を保証することはできません。事前に弁護士から、事件の見通しやリスクについて十分に説明を受け、納得した上で依頼することが大切です。

示談交渉が長期化する可能性もある

弁護士が介入することで、示談交渉が長期化する可能性もあります。特に、賠償金の金額などで意見が対立した場合、交渉が難航し、解決までに時間がかかることがあります。また、裁判になった場合は、さらに時間がかかることになります。

弁護士は、依頼者のために粘り強く交渉を行いますが、解決までの期間については、ある程度覚悟しておく必要があります。弁護士と密に連絡を取り合い、進捗状況を確認しながら、根気強く対応していくことが大切です。

上記のように、追突事故で弁護士に依頼することにはデメリットも存在します。しかし、適切な賠償金の獲得や精神的な負担の軽減など、メリットも多く存在します。弁護士に依頼するかどうかは、ご自身の状況や希望を考慮し、慎重に判断することが重要です。