2025-04-23 9
交通事故の中でも、特に精神的な負担が大きいのが「もらい事故」です。自分に全く過失がないにも関わらず、事故に巻き込まれ、怪我を負ったり、大切な車が損傷したりするのは、本当に辛い経験です。そして、その後に待っているのが、加害者側の保険会社との示談交渉です。多くの方が、この示談交渉で提示される金額が妥当なのか、判断に迷われるのではないでしょうか。今回は、もらい事故の示談金の相場について、詳しく解説していきます。
もらい事故の示談金は、主に以下の項目で構成されています。
* **治療費:** 事故による怪我の治療にかかった費用。 * **交通費:** 通院やリハビリのためにかかった交通費。 * **休業損害:** 事故による怪我で仕事を休んだ期間の収入減。 * **慰謝料:** 事故による精神的苦痛に対する補償。 * **物的損害:** 車の修理費用や、破損した物の損害賠償。これらの項目を合計したものが、最終的な示談金となります。それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
慰謝料は、精神的な苦痛に対する補償であり、その金額は、怪我の程度や治療期間によって大きく異なります。一般的には、自賠責保険基準、任意保険基準、弁護士基準という3つの基準があり、それぞれ金額が異なります。弁護士基準は、過去の判例に基づいて算出されるため、最も高額になる傾向があります。もらい事故の場合、過失割合が0なので、弁護士基準で慰謝料を請求することが、正当な金額を得るための重要なポイントとなります。
休業損害は、事故による怪我で仕事を休んだ期間の収入減を補償するものです。会社員の場合は、源泉徴収票や給与明細を基に、休業した日数分の給与が計算されます。自営業の場合は、確定申告書を基に、過去の所得を参考に計算されます。休業損害を請求する際には、医師の診断書が必要となります。
車の修理費用は、修理業者に見積もりを依頼し、その金額を基に交渉します。全損の場合は、事故当時の車の時価額が賠償されます。時価額は、中古車市場の相場などを参考に決定されます。また、車以外の物が破損した場合も、その物の価値に見合った金額を請求することができます。
示談交渉は、保険会社との交渉となるため、専門的な知識が必要となる場合があります。保険会社は、示談交渉のプロであり、少しでも示談金を減らそうとする傾向があります。そのため、ご自身で交渉するよりも、弁護士に依頼する方が、有利な条件で示談できる可能性が高くなります。特に、もらい事故の場合は、過失割合が0であるため、弁護士に依頼することで、正当な金額を請求しやすくなります。
もらい事故の示談金は、様々な要素によって変動するため、一概に相場を断言することはできません。しかし、慰謝料、休業損害、物的損害など、それぞれの項目を正しく評価し、弁護士基準で請求することで、正当な金額を得ることができます。示談交渉に不安を感じる場合は、早めに弁護士に相談することをおすすめします。
元のリンク:https://rb-lawyer.com/post/6540.html
=========================================
https://rb-lawyer.com/ 为 “コンパル法律事務所” 唯一の公式サービス プラットフォームです。他のチャネルは信用しないでください。