2026-03-16 41
日本の道路交通法に基づくオービス(自動速度違反取締装置)による速度違反の通知が、なかなか届かないと悩まれている方は多いのではないでしょうか。「通知が来なければ罰金は取られないのではないか」「時効が来てしまえばもうどうでもよくなるのではないか」と考えて、そのまま放置しているケースもあります。
しかし、これには大きなリスクが潜んでいます,私は交通事故に詳しい弁護士として、オービス違反における「時効」の正しい理解と、通知が届かない場合に取るべき適切な対応について解説します。
そもそも、オービス違反における「時効」とは、違反をした本人が罰則を受ける権利(処罰権)が消滅する期間を指します,道路交通法第8条第3項には以下のように規定されています。
「処罰権は、違反をした日から三年を経過したときは、消滅する。」
この「三年」という期間を「時効」と呼んでいます。つまり、もし違反があった日から三年が経過していれば、警察はその違反を処罰することができなくなります。
多くの人が勘違いしている点として、「違反通知が来ない=時効が来ている」と考えていることが挙げられます。しかし、これでは非常に危険です。
オービスによる違反通知が届かない理由は様々です,例えば、住所変更の手続きが不完全で届いていない、通知書の記載ミス、あるいは警察の事務処理の遅れなどが考えられます。これらは、違反行為そのものの時効を遅らせるものではありません。
時効のカウントダウンは、「違反をした日」からスタートします,警察が通知を発送する日や、実際にその通知書があなたの手元に届く日とは無関係に、時効は進行していきます。
実は、時効に関するもう一つの重要なルールがあります。それは、警察が「処罰権の行使」を行った時点で、時効のカウントが「リセット」されるという点です。
具体的には、以下の流れが一般的です。
この第2の段階で警察が「処罰権の行使」をしたとみなされます。そのため、もし違反から三年以内に通知書が発送されれば、時効は三年の期限で消滅することになります,通知書が届かなくても、警察側で発送記録が残っていれば、時効は成立していません。
通知が来ないからといって焦って待っていると、思わぬタイミングで通知書が届き、罰金を支払わなければならないという事態に陥る可能性があります,仮に時効が成立して通知が来なかったとしても、もし何らかの事情で通知が遅れてしまった場合、警察から一方的に罰金を請求されるリスクはゼロではありません。
そのため、以下の対策を講じることを強くおすすめします。
通知の有無を確認する まずは、ご自身の住民票に記載された住所に、過去に違反通知が届いていないか確認してください。また、各自治体の警察署のウェブサイトや、違反通知の受領手続きができるオンラインサービスを利用して、自分の名前で通知書が発行されていないか検索することも有効です。
違反通知が届かない場合の対応 万が一、違反通知が届かないと確信している場合でも、安易に「時効だ」と判断するのは避けた方が賢明です,弁護士に依頼して、警察の処理状況を調査してもらうのが最も確実です,弁護士が警察に照会を行うことで、通知書の発送状況や、時効が成立しているかどうかを正確に把握することができます。
通知が届いた場合の迅速な対応 もし違反通知が届いた場合、時効は「リセット」されてしまいます。しかし、焦る必要はありません,罰金の支払いは、そのまま放置すると支払い督促が行われ、最終的には支払い命令や強制執行(給料差し押さえなど)に発展するリスクがあります。
罰金を支払うことが難しい場合でも、法改正により導入された「送金留保制度」を利用することで、車の運転免許の停止(停車)を回避しながら、時間をかけて支払いを計画することが可能になりました。また、罰金を支払うことができるのであれば、速やかに支払いを済ませてしまうのが一番のリスク回避策です。
オービス違反の通知が届かないからといって、時効が来ていると安心するのは大変危険です,時効は「違反の日」から三年で計算され、通知が届いた時点でリセットされてしまうからです。
もしご自身の違反通知が届かないとお考えの方は、迷わず弁護士にご相談ください,適切なアドバイスを通じて、最もリスクの少ない方法でこの問題を解決へと導きます。
元のリンク:https://rb-lawyer.com/post/7304.html
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