事故 相手 むちうち 嘘 だと疑われた場合は？

交通事故の被害者の中には、「むちうち」を訴える方が多くいらっしゃいます。むちうちとは、交通事故によって首が急激に前後に揺さぶられることによって生じる首の痛みやこり、めまい等の症状を指します。しかし、中にはむちうちを偽っていたり、大げさに訴えたりする方がいるのも事実です。

むちうちが嘘だと疑われた場合

むちうちが嘘だと疑われた場合は、次のようなことが考えられます。

• 事故直後に自覚症状がなかった
• 事故後、すぐに医療機関を受診しなかった
• むちうち以外の症状が多数ある
• むちうちによる後遺障害が過剰と思われる

むちうちが嘘だと疑われた場合の対処法

むちうちが嘘だと疑われた場合は、以下のように対処しましょう。

1. 客観的な証拠を揃える
   むちうちを証明するために、事故直後の写真や医療機関の診断書を提出しましょう。
2. 医師からの診断書を取得する
   むちうちの症状を詳しく記載した医師からの診断書を取得しましょう。
3. 後遺障害の程度を評価する
   むちうちによる後遺障害がある場合は、後遺障害等級認定機関による評価を受けましょう。
4. 弁護士に相談する
   むちうちが嘘だと疑われていることが解決しない場合は、弁護士に相談しましょう。

むちうちが嘘だと疑われないために

むちうちが嘘だと疑われないためには、次のようなことに注意しましょう。

• 事故直後に自覚症状があった場合は、すぐに医療機関を受診する
• むちうちによる症状以外の症状があれば、合わせて申告する
• むちうちによる後遺障害は、過剰に訴えない

むちうちによる痛みや苦しみは、ご本人にしか分からないものです。しかし、嘘をついたり、大げさに訴えたりすることは、真に被害に遭っている方の信頼を損ない、交通事故被害者の権利を守ることに悪影響を与えます。むちうちに悩まれている方は、正しい対処法で、適正な補償を受けられるようにしましょう。