保険 訴訟 の流れは？

交通事故に遭ってしまい、加害者と示談交渉がまとまらずに保険会社を訴える場合、どのような流れになるのでしょうか？ここでは、保険会社を訴える際の流れを解説します。

1. 示談交渉

交通事故が発生した場合、まずは加害者と示談交渉を行います。示談交渉では、治療費や慰謝料など、損害賠償の額について話し合います。ただし、加害者側と示談交渉がまとまらない場合や、提示された示談金に納得できない場合は、保険会社を訴えることになります。

2. 内容証明郵便の送付

保険会社を訴える前に、まず内容証明郵便で保険会社に請求を行います。内容証明郵便には、事故の経緯、負傷の程度、損害賠償の額などを記載します。保険会社は、内容証明郵便を受領してから一定期間内に回答する必要があります。

3. 訴状の提出

保険会社から回答がない場合や、回答があっても示談がまとまらない場合は、裁判所に訴状を提出し、訴訟を提起します。訴状には、原告（被害者）、被告（保険会社）、請求の原因、請求の趣旨などを記載します。

4. 裁判の進行

訴状が提出されると、裁判所から呼出状が届きます。裁判では、原告と被告が証拠を提出したり、証人喚問が行われたりします。裁判所は、双方の主張や証拠を検討した上で判決を下します。

5. 判決

裁判所は、原告の請求が認められるか否かを判断し、判決を下します。判決で原告の請求が認められた場合、保険会社は原告に損害賠償金を支払うことになります。ただし、判決に不服がある場合は、控訴することができます。

保険会社を訴えることは、時間や労力がかかるだけでなく、精神的な負担も大きくなります。そのため、示談交渉がまとまらない場合でも、まずは弁護士などに相談することをお勧めします。