後遺症 賠償 金額の計算方法と相場、慰謝料の請求方法

交通事故後、事故による体の障害が残る後遺症が発生する場合があります。後遺症が残ると、治療やリハビリテーション、日常生活に支障が出ることにより、損害賠償が発生します。後遺症の程度によって、賠償金額が異なります。ここでは、後遺症の賠償金と慰謝料の請求方法について解説します。

後遺症の賠償金額の計算方法

後遺症の賠償金額は、以下の計算式で算出します。

後遺症障害等級×後遺障害逸失利益補償額×労働能力喪失率

?後遺症障害等級：自賠責保険で定められた後遺症の程度を示す等級 ?後遺障害逸失利益補償額：自賠責保険で定められた後遺症障害等級に応じた金額 ?労働能力喪失率：事故による労働能力の低下率

例えば、後遺症障害等級が12級で、労働能力喪失率が20%の場合、賠償金額は以下のようになります。

12×373万円×20%＝907万2000円

後遺症の賠償金額の相場

後遺症の賠償金額の相場は、障害の程度や労働能力喪失率によって異なります。一般的には、以下の程度で相場が異なります。

?軽度：500万円～1000万円 ?中等度：1000万円～3000万円 ?重度：3000万円～5000万円 ?特別重度：5000万円以上

慰謝料の請求方法

後遺症の賠償金とは別に、慰謝料を請求することができます。慰謝料は、事故による精神的苦痛や不自由に対する補償です。慰謝料の額は、障害の程度や事故の状況によって異なります。

慰謝料を請求するには、保険会社に請求書を提出する必要があります。請求書には、以下の内容を記載します。

?事故の日時と場所 ?事故の状況 ?負傷の程度 ?後遺症の程度 ?慰謝料の請求額

後遺症や慰謝料の請求に関しては、交通事故に強い弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、適切な賠償金額の算出や請求手続きをサポートしてくれます。