2024-09-03 39
交通事故でケガを負った場合、治療費や休業損害など経済的な被害だけでなく、後遺症に悩まされるケースがあります。後遺症とは、事故から一定期間経過しても回復せず残存する症状のことです。後遺症によって、日常生活や仕事に支障をきたす場合、損害賠償請求することができます。
後遺症の認定は、医師による診断書に基づいて行われます。症状の程度によって、「障害等級」が認定され、等級に応じて賠償額が決定されます。障害等級は、1級（最も重い）から14級（最も軽い）まで14段階に分かれています。
後遺症の等級認定は、以下の基準に基づいて行われます。
後遺症による賠償金額は、障害等級と休業損害、慰謝料などによって算出されます。障害等級が高いほど、賠償額も高くなります。
交通事故による後遺症は、自賠責保険や任意保険の適用範囲となります。自賠責保険は、事故の相手方が無保険やひき逃げの場合でも適用されます。任意保険では、自賠責保険の範囲を超える賠償金が支払われます。後遺症の損害賠償を請求する際は、保険会社に請求を行います。
後遺症による賠償金の目安は、以下の通りです。
後遺症の症状や影響は個人によって異なるため、賠償金額は上記の目安を参考に、個々の事情に応じて算出されます。交通事故で後遺症を負った場合は、弁護士に相談して適正な賠償金を得られるようにしましょう。
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