交通事故に遭い、後遺症が残ってしまったり、長期入院を余儀なくされた場合は、自賠責保険や任意保険から給付金や損害賠償金を受け取ることができます。しかし、これらの保険金の給付が打ち切られてしまうことがあります。

保険金打ち切りの理由

保険金が打ち切られる理由は、主に以下のとおりです。

• 症状固定時期の到来
• 治癒?改善が見込めなくなった
• 治療を拒否または怠った

insurance compensation claim process after benefits cut

保険金が打ち切られた場合、損害賠償請求の手続きを行う必要があります。その流れは以下のとおりです。

1. 弁護士への相談

交通事故に関する専門知識のある弁護士に相談しましょう。弁護士は、事故の状況や後遺症の程度を調査し、適切な請求額を算出します。

2. 請求書の作成

弁護士が、後遺症の程度や逸失利益などを記載した請求書を作成します。請求書は、加害者本人に送付します。

3. 交渉

加害者側は、弁護士から受け取った請求書に対して、示談交渉に応じます。弁護士と加害者側が、示談金額について話し合います。

4. 示談書の締結

交渉の結果、示談金が決定すると、示談書が作成されます。示談書には、示談金の額や支払方法などが記載されています。

5. 示談金の受け取り

示談書に署名?捺印し、指定された口座に示談金が振り込まれます。示談金を受け取ると、損害賠償請求手続きが終了します。

保険金が打ち切られても、適切な手続きを踏むことで、損害賠償請求を行うことができます。交通事故に遭われた方は、お早めに弁護士に相談することをお勧めします。