10対0事故の示談金の相場はいくら？

交通事故に遭った場合、相手方に過失が100%ある「10対0事故」と呼ばれる事故が発生することがあります。10対0事故の示談においては、被害者側の過失が一切認められないため、損害賠償額が高額になる傾向があります。ここでは、10対0事故の示談金の相場や、示談交渉の際のポイントについて解説します。

示談金の相場

10対0事故の示談金の相場は、事故の態様、被害者の年齢?性別、負傷の程度などによって大きく異なります。ただし、一般的な目安としては、以下のような基準が用いられています。

• 軽傷：100～300万円
• 中傷：300～1,000万円
• 重傷：1,000万円以上

また、後遺障害が残った場合は、さらに高額な賠償額が認められます。後遺障害の程度によっては、1,000万円を超える示談金が提示されることもあります。

示談交渉のポイント

10対0事故の示談交渉では、以下のポイントに注意しましょう。

• 医師の診断書をしっかりと揃える：負傷の程度を客観的に証明するために、医師の診断書が重要です。
• 過失割合を明確にする：10対0事故と認められるためには、相手方の過失割合が100%であることを明確にする必要があります。
• 後遺障害の可能性を考慮する：事故直後の症状が軽微であっても、後遺障害が発生する可能性があります。示談交渉では、後遺障害の可能性も考慮しましょう。
• 弁護士に相談する：示談交渉が難航する場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法律的知識に基づいて適切な助言や代理交渉を行えます。

10対0事故の示談交渉は、被害者の権利をしっかりと主張することが重要です。示談金の相場や交渉のポイントを理解し、適切に対処することで、納得のいく示談金を獲得しましょう。