交通事故に遭遇してしまったら、心身ともに大きな負担がかかります。ましてや、10対0という過失割合では、加害者からの賠償金が気になることでしょう。ここでは、10対0事故の場合の賠償金の目安をご紹介します。

事故の種類による賠償額の違い

10対0事故による賠償金は、事故の種類によって異なります。代表的な事故の種類と賠償金額の目安は以下の通りです。

• 物損事故：車両などの物損に対する賠償。過失割合に応じて全額または一部が支払われます。
• 人身事故：けがに対する賠償。治療費、休業補償、慰謝料などが含まれます。
• 死亡事故：死亡に対する賠償。葬儀費用、遺族補償、逸失利益などが含まれます。

賠償額の算定基準

賠償額は、以下の基準に基づいて算定されます。

• 被害の程度：けがの重症度、治療期間、後遺症など
• 過失割合：事故に対する過失の割合
• 逸失利益：事故による収入の減少
• 慰謝料：精神的苦痛に対する賠償

10対0事故における賠償金

10対0事故では、過失がすべて加害者側にあるため、被害者には全額の賠償金が支払われます。ただし、被害者の過失がわずかにでも認められた場合は、その分だけ賠償額が減額されます。

一般的な人身事故の場合、10対0事故での賠償金は以下の通りです。

• 治療費：治療費、通院費、薬代など
• 休業補償：事故による欠勤によって失った収入
• 慰謝料：精神的苦痛に対する賠償金（けがの程度によって異なります）
• 逸失利益：事故によって将来の収入が減少した場合の賠償金
• 後遺障害慰謝料：事故による後遺症に対する賠償金

まとめ

10対0事故による賠償金は、事故の種類や被害の程度によって異なります。過失割合が100％であるため、被害者には全額の賠償金が支払われますが、被害者の過失が認められた場合は減額されます。事故に遭遇した場合は、交通事故専門の弁護士に相談し、適正な賠償金を受け取れるようサポートしてもらいましょう。