交通事故に遭われた場合、むちうちの症状に悩まされる方も多くいらっしゃいます。むちうちの場合、痛みが強いだけでなく、後遺症として長引くケースも珍しくありません。そのため、治療費も高額になりがちです。

交通事故の被害者として治療費を負担しなければならないのは加害者です。通常、加害者は任意保険に加入しており、その保険会社が治療費を負担します。しかし、保険会社の対応によっては、治療費の支払いが打ち切られてしまうケースがあります。

保険会社からの打ち切り通知を受けたら

保険会社から治療費の打ち切り通知が届いた場合は、以下の対応を取る必要があります。

• 通知内容を慎重に確認する
  保険会社から届いた通知には、打ち切りの理由や根拠が記載されています。内容をしっかりと確認し、納得できない点があれば、保険会社に問い合わせましょう。
• 医療機関に相談する
  症状がまだ残っているのに治療費の支払いが打ち切られる場合、医療機関に相談しましょう。医師の診断書や意見書をもらうことで、保険会社に治療費の支払いを継続するよう求めることができます。
• 弁護士に相談する
  保険会社との交渉がうまくいかない場合、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、保険会社とのやり取りに精通しており、適切なアドバイスやサポートを提供することができます。

打ち切り後の賠償請求

保険会社が治療費の支払いを打ち切った場合、被害者は自費で治療を続けることになります。この場合、治療費は被害者の負担となりますが、後から加害者に対して賠償請求することができます。

賠償請求をする場合は、以下のような証拠をそろえる必要があります。

• 事故証明書
• 医師の診断書や意見書
• 治療費の領収書

賠償請求は、事故から3年以内にしなければならないので、注意してください。また、賠償交渉が難航する場合、弁護士に依頼することを検討しましょう。

まとめ

むちうちで治療費の支払いが打ち切られた場合、適切な対応を取ることが重要です。医療機関や弁護士に相談し、治療費の継続や賠償請求についてアドバイスを受けるようにしましょう。